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今回は、加藤官房長官の会見時の画像が改ざんされた件について、深掘りしていきます。
会見自体は何の問題もなく円滑に終わったはずですが、
いったい何が起きたというのでしょうか。
早速見ていきましょう。
衝撃的な画像が出回る
2021年4月12日、加藤勝信官房長官が記者会見にて
「Twitter本社に問い合わせ、該当ツイートを削除するよう依頼した」ことを発表しました。
なぜ急にツイート削除依頼という、
穏やかではない事態になったのでしょうか。
理由は、
あるツイートに載っていた加藤官房長官の画像が「改ざんされていた」からです。
その元になった画像は、
2021年2月に起きた福島県沖地震に対する記者会見時のもの。
記者会見は地震の翌日に開かれたのですが、
この会見時の画像を何者かが加工し、
ツイッターに投稿しました。
今回の画像の改ざんが、
ただの加工のように「肌の色つやを変えた」「目を大きくした」などという内容ならば、
平和そのものですが、残念ながらそうではありません。
地震に関しての対応について、
真剣な話をしている加藤官房長官の口元をいじり、
「笑顔」にしていたのです。
いや、しかもこれが思いっきり笑顔になっているんですよね……(汗)。

地震によって少なくない被害が出ているわけですから、
笑って対応するなど官房長官の立場ではあり得ないことです。
実際、会見時の加藤官房長官は一度たりとも笑顔を浮かべていません。
画像は完全に「悪意をもって」改ざんされていたわけですね。
このツイートは、
ハッシュタグに「自民党政権が日本を滅ぼす」「自民党に殺される」と付けていて、
加工された笑顔の官房長官に対して、批判的な言葉を並べています。
ちなみに、このツイートが投稿されたのは会見終了からわずか30分後。
行動がとんでもなく早いですね……。
このツイートに対して加藤官房長官は「許されず、看過できない」と述べ、
怒りをあらわにしています。
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改ざんツイートは犯罪?
問題のツイートは、
2か月で2000リツイートまで伸びており、
加藤官房長官に対する不当な印象が出回ってしまいました。
社会的地位のある立場として、
官房長官がこのツイートによって受けた風評被害は決して少なくありません。
この一件のように、悪意をもって画像を改ざんしSNSに投稿することは、
罪に問われないのでしょうか。

批判的なツイート内容から考えても、
確実に悪意のある行動ですから、
何かしらの罪に問われてもおかしくはないと考えられます。
そうでなければ、「誰でも好き勝手に他人の画像を加工して、他人の印象を変えてしまう」ことになりかねませんから……。
さて、考えられるのは「名誉毀損」にあたるのではないかということ。
名誉毀損は個人の名誉、
つまりは「社会から受ける客観的評価」を侵害する行為のことを指します。
それをふまえて、今回のツイート問題を見ると……
加藤官房長官の社会的評価が不当に下げられていること、
目に見えて風評被害が大きいことから、
十分に「犯罪」として認識できると思います。
さらに、風評被害によって政府の問い合わせ窓口に抗議が殺到するなどして、
業務に支障が出ていた場合、「営業妨害」の罪も加わることになります。
ツイート発信者は、
「自分の嫌いな自民党を批判するため」にやったつもりでしょうが、
個人の人権や政府の業務にまで影響を与えてしまうほどの問題だったわけですね。
しかし、ツイートした人は投稿する前に、
自民党を「悪」と批判することに熱くなりすぎて、
自分が「悪」になってしまうことを考えなかったのでしょうか。
ミイラとりがミイラになる、というか本末転倒というか……。
現状では犯人が逮捕されるなどの動きはありませんが、
今後訴えられる可能性もなくはない、といえるでしょう。
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画像加工の恐ろしさ
誰でも好きなように画像を加工し、SNSなどで投稿すれば、
あっという間に他人の印象を操作できてしまうのは、
恐ろしいの一言に尽きます。
実際に今回の事件では、問題のツイートに対して
「官房長官の資格が無い」
「一刻を争う時に白い歯を見せている余裕なんてないと思います」
などのコメントも残されており、
かなりの風評被害があったことも見てとれます。
(まあ、「加藤官房長官の表情がいつもにやけているように見える」のもこの問題における原因のひとつかもしれませんが……)
今回のことは決して他人事ではないと感じます。
悪意をもって画像の加工をすれば、
一方的に他者を貶めることができてしまいますから、
こうした問題がいつ自分に降りかかってもおかしくありません。
つくづく怖い世の中ですね……。
今回のような事態に対処するためには、
厳格な法律や規則を作っていかなければならないのではないでしょうか。
以上、Nobieでした!
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