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今回はオリンピック期間の終電延長中止についてと、新たな課題が発生する可能性について取り上げていきます。
自粛生活が続く中、政府はオリンピック期間中の「首都圏の終電延長」を発表していましたが、このたび中止となりました。
早速見ていきましょう。
終電延長は泡と消えて…
2021年6月30日にオリンピックの開催に伴い、
JR東日本の首都圏21路線で終電延長が発表されました。
オリンピックで遅い時間まで行われる競技があり、
観客が帰れなくなる事態を危惧して、
午前2時ごろまで鉄道の運転を続ける形を想定していた、ということです。
しかし、2021年7月12日から8月22日まで、
東京都に4回目の緊急事態宣言が発令されることが決まり、
首都圏の競技が無観客で行われることが確実になりました。
こうなると終電の延長は何の意味もなくなるので、
JR東日本は終電延長の取りやめを発表するに至ったのです。
終電延長には、かねて批判が集まっていました。
緊急事態宣言が発令されていない時期も、
首都圏に住む人たちはまん延防止等重点措置によって、
生活に制限を強いられている状況でした。
そんな中で「オリンピックだから終電延長します!」
というのは、国民の神経を逆なでするものだったのです。
結果的に終電延長はなくなり、一件落着!
……とはどうやらいかないようで、新たな問題が起こる可能性も出てきたのです。
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夜の仙台問題発生!?
首都圏は無観客により終電延長はなくなりましたが、
今度は宮城県の仙台で新たな問題が発生しそうなのです。
というのも、サッカー競技が行われる宮城スタジアムは「有観客」というのがポイントになります。
有観客のため、仙台近郊の終電は延長される見込みです。
これは観客が帰宅するための措置ですね。
ただ、仙台から首都圏などに帰る場合の終電は延長されないこととなりました。
(本来は仙台と首都圏を、深夜の時間帯に「夜行新幹線」が走る予定だったのです……)
つまり、仙台で競技を見た人たちはその日首都圏には帰れないわけです。
さて、どのようなことが起こるのでしょうか。
これはわかりやすいですね。
「その日に帰れないなら仙台で盛り上がってから帰ろう!」となりそうです。
盛り上がるだけなら良いのですが……。
仙台といえば東北屈指の歓楽街もあり、大いに栄えています。
試合後の興奮そのままに仙台の街に新型感染症がまん延するのではないか……
と危惧する声があるわけです。
仙台市は飲食店に対して、午後9時から午前5時の営業時間短縮の協力要請をしています。
しかし、この要請を振り切って営業を続ける店は数多くあることでしょう。
競技の観客が宿や自宅に帰って、個人的に飲むならば問題は少なそうですが……。
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いびつな終電問題
首都圏の無観客および終電延長中止と、
宮城県の有観客維持というふたつの方向性は、
感染症拡大防止の観点でいえば、
問題がないとはいえません。
ただ、首都圏と宮城県の感染状況が違うこともまた事実で、
観客の有無については地域差が生じてしまったことはやむを得ないでしょう。
東京オリンピックはこうした問題を孕んだままの開催となっています。
とにかく、夜行新幹線の中止によって、
仙台の街に感染症がまん延しないよう、
関わる全ての人が肝に銘じる必要はありますね。
以上、Nobieでした!
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