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今回は、新型感染症の中で最凶の変異株ともいわれる「ラムダ株」に、
ワクチンは効かないのか(or効くのか)、調べていきます。
海外で感染が拡大している新たな変異株「ラムダ株」が、
日本に迫ってきています。
このラムダ株とははたして、
どのようなものなのでしょうか。
早速見ていきましょう。
日本に新たな変異株
ラムダ株は、2020年12月に南米のペルーで初めて発見されたといわれています。
そこから南米を中心とした世界30カ国ほどに広がり、
未だに感染拡大が続いているのです。
これまで日本国内では感染例がなかったのですが、
2021年7月下旬に羽田空港へと到着したペルー渡航歴ありの女性(東京五輪関係者)が、
ラムダ株に感染していることがわかりました。
東京五輪で海外から多くの関係者が来日したこともあり、
今後は続々感染者が出てくるのでは……という懸念もあります。
日本では変異株であるデルタ株への対応も十分にできていない状況です。
ラムダ株まで猛威を奮い始めたら、
どのような事態になってしまうのでしょうか……。
世界での被害を参照して考えてみましょう。
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ラムダ株の猛威
ラムダ株はデルタ株など他の変異株と同様、
世界でとてつもない規模の被害を出しているようです。
ペルーでは、新型感染症の総感染者数は200万人を超えていますが、
感染者の8割程がラムダ株に感染しているのだそう。
200万人のうち8割、つまり160万人程がラムダ株の感染者ということになります。
数字が大きすぎて、なんだか実感がわきませんね……
ちょっとしゃれにならない規模です。
この変異株の恐ろしさは、その感染力にあります。
ラムダ株は、従来の変異株と同様か、
それ以上に感染力が高いとされているのです。
日本にも急速に広がっているデルタ株以上の感染力と考えると、
その恐ろしさがわかります。
今以上の感染スピードで新型感染症が広まるとなると、もはや悪夢ですね……
ラムダ株は他の変異株と同じように、
ワクチンによる免疫をすり抜けるように変異しているようなのです。
ただそれだけではなく、
保持している「ウイルス粒子量」が多いというのが問題とのこと。
どのウイルスも、微小なウイルス粒子というものからできているのですが、
変異株が持つ粒子量は、従来株の10倍以上にもなるのだそう。
ウイルス粒子量が多いということは一度に拡散する量が多いということにつながります。
つまりは、感染するリスクが跳ね上がるのです。
これは恐ろしい。
日本では新型感染症に対抗すべく、
ワクチンの接種が進んでいるわけですが、
はたしてこの恐るべき変異株に対して効果はあるのでしょうか。
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はたしてワクチンは効くのか
ラムダ株の前ではワクチンも「効果なし」のおそれがあります。
全国民の65%がワクチン接種を終えたチリでは、
ラムダ株による「ワクチンブレークスルー(突破)型」の感染ケースも相次いでいる様子。
この例を見ると、ワクチン接種をしても感染する場合があるということです。
他の変異株でも同様のブレークスルーはあるとはいえ、
不安が募りますね……。
ただ、ワクチンが効かないからといって、
接種をしないというのはいささか間違った考え方のようです。
ワクチン接種で少なくとも従来株の感染を抑制できる可能性が高くなります。
そうすれば、政府も医療関係者も、
従来株のことを気にせず変異株への対処を全力で行えますし、
その結果研究が進み、より早く事態が収束へと近づくと考えられます。
ワクチン接種は副反応の危険性や、
ウイルス対策として完璧な対策とはいえない点など、
懸念すべき点があるのは事実です。
しかし、少しでも状況の改善につながる判断を一人一人がしていくことこそ、
現状を打破するために必要なことなのではないでしょうか。
また、ラムダ株は今のところ日本国内でまん延しているわけではありませんが、
まずは通常の感染対策(マスク、手洗い、うがいなど)を徹底しておきたいですね。
以上、Nobieでした!
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