スポンサードリンク

今回は、ムーンショット目標の意味を探ると同時に、壮大すぎて「気持ち悪い」という意見も出ているようなので、あわせて調べていきます。
2020年に発表された、
科学技術の発展によりさらなる生活の利便化を図る「ムーンショット目標」。
我々にどのような影響を与えていくものなのでしょうか。
早速見ていきましょう。
目次
- 1 ムーンショット目標とは
- 1.1 目標1.「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」
- 1.2 目標2. 「2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現」
- 1.3 目標3.「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」
- 1.4 目標4.「2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現」
- 1.5 目標5.「2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出」
- 1.6 目標6.「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現」
- 1.7 目標7.「2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現」
- 2 ムーンショット目標は「気持ち悪い」?
- 3 発展していく技術に注目せよ!
ムーンショット目標とは
ムーンショット目標は、「Human Well-being(人々の幸福)」を目指し、
「社会」「環境」「経済」の3点に関する諸問題を解決するために定められた7つの目標のことです。
2020年1月に開催された「48回 総合科学技術・イノベーション会議」で掲げられ、
2050年までに達成できるよう設定されています。
ムーンショット目標の概要は、以下の通りです。
目標1.「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」
誰もが多種多様な活動に参画できる社会にするため、
2050年までに科学技術を発展させるという目標です。
具体的な施策案としては
「人間が1人で複数操作できるアバターの開発」
「パワードスーツなどの人間の能力拡張を行う技術の発展」
「ロボット技術の向上」
などが挙げられます。
めちゃくちゃ物々しい施策ですね!
アバターって言われるとこれしか浮かんでこない……↓。

目標2. 「2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現」
「病気を未然に防ぐ技術」の開発を進めるという目標です。
たとえば腸の1部分が悪くなると体のどの部分に影響が出るのかなど、
臓器間でのネットワークを解明することで、様々な病気の予防を目的としています。
約30年後にあらゆる病気を未然に防げるようになったら、
これは凄まじい進歩でしょう!
誰も病気で死ななくなる……ってことはないでしょうけど、
皆が健康的に生きるための施策ということですね。
目標3.「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」
自分で考え、成長していくAIロボットを開発し、
人とロボットが共生していく社会を目指すという内容です。
「人が違和感を持たない」ロボットの開発を進めて、
より人間の生活になじめるように工夫していくようです。
「マジかよ!」という感じですね。
AIロボットに侵略されないですかね、大丈夫でしょうか。
目標4.「2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現」
荒れた地球環境を改善すべく、
「Co2の回収・転換技術」
「リサイクル技術の発展」
「有害資源の無害化」
などの技術を発展させることで環境問題を改善し、
「Cool Earth & Clean Earth」の実現を目指していきます。
環境問題としてはある程度長期スパンで見ていかなければ成果は出ないでしょうから、
納得の目標といえるでしょう。
目標5.「2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出」
今まで使われてこなかった微生物や昆虫等の生物機能を最大限に利用して、
ロスの無い食料生産ラインを整えたり、
「ムリ・ムダ0の食料供給」を目指していったりするということのようです。
食料が足りなくなるので「微生物や昆虫を食べまくりましょう」とか、
そういうわけではなさそうなのでご安心を。
ただ、こうした生物には未解明の部分が多いため、
研究することによって新たな食料システムを構築することが可能だとか。
(食用にできるものは食べるようになるかも)
目標6.「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現」
社会を大きく変革させる汎用量子コンピュータを実現し、
経済・産業・安全保障を
飛躍的に発展させることを目的としています。
「多様かつ複雑で大規模な問題を処理できる、超ミラクルスーパーハイテクコンピュータ(語彙力の崩壊)を作るぜ!」
ということのようです。
目標7.「2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現」
「100歳まで人生を楽しめる社会」が目標です。
医療・介護システムを発展させ、
「日常生活の中で自然と病気を予防できる社会の実現」
「必要な医療にいつでもかかれるネットワークの構築」
「再生技術などを発展させ、身体や臓器の再生・代替えを行える体制を整える」
といったような技術を実現をしていく考えのようですね。
100歳まで「生きる」ではなく、「楽しめる」なら、
皆長生きしてもいいか~という気持ちになるんじゃないでしょうか?
整理してみると、科学技術によって社会を発展させていくという内容で、
実現できれば更に我々の生活はより便利になっていくことでしょう。
しかし、中には非現実的な内容であったり、
実現が本当に可能なのか疑問に思ってしまうような内容もあるように思えますね。
スポンサードリンク
ムーンショット目標は「気持ち悪い」?
ムーンショット目標は壮大な目標であり、
達成できれば今の世の中が一新するであろう革新的技術を、
開発・発展させていくための目標となっています。
一見すれば、夢物語であったような内容が盛り込まれており、
非常に面白い内容ですね。
しかし、この目標に対して、
「気持ち悪い」「現実的ではない」「怖い」
といったネガティブな意見もあるようです。
目標1に対して「体を改造されるのは嫌だ」「サイボーグではないか」と不安に思っている声もあります。
ムーンショット計画って正気の沙汰でないと思うのですが💧望む人は誰でもサイボーグかなんかに改造してもらえるの?脳や体の制約からの解放って⁉︎あと2030年までに身代わりとしてのロボットやアバターどーのこーの。恐怖でしかない。怖い怖い!!!#サイバネティックアバター#ムーンショット計画 pic.twitter.com/Zuzywrvtd8
— irearisei (@irearisei) July 20, 2020
医療に関しての内容にも、懐疑的な意見が。
国が遺伝子治療と平行して進めているのが、IPS細胞を用いた再生医療です。傷んだ臓器を取り替えるという、正にムーンショットさながらの計画です。これが実現すれば凄いことですが、残念ながら絶対に成功しないと断言しておきます。
— ウイルスは物質 (@8Sjzf6EMpsoeVjV) March 2, 2021
食料問題に関しては「食品残渣の再利用」の部分で嫌悪感を抱く人が多い様子。
食品残渣は言い方を変えれば残飯であり、
それを再利用して食品とすることに忌避感があるようですね。
最近テレビで虫を食そうとする動きがあるのを見て気持ち悪いな、と思っていたら、ムーンショット目標(5)に入ってた笑。2050年残飯まで食わされるのか。。。恐ろしい。https://t.co/XEOAKvnwnV
— Christine (@08bin) September 15, 2020
まぁ、ムーンショット目標が、最近発表されたということもあり、
その壮大な内容から、
ネガティブな反応が出て当然かもしれません。
スポンサードリンク
発展していく技術に注目せよ!
ムーンショット目標は、もし実現すれば我々の生活がより豊かになっていく内容となっています。
しかし、「実現可能なのか」「内容が適切なのか」などの不安はぬぐい切れないようです。
いや、全部が実現するかと問われたら、
「無理でしょ」と答えたくもなります。
ただ「ムーンショット」とは、
元々「実現不可能な挑戦」のことを意味していますから、
批判的・懐疑的になるのは致し方ないことといえるでしょう。
自身にとって有益か否かを判断するためにも、
これからの動きに着目して、さらに情報を得ていきたいところです。
何せこれから30年をかけて実現を目指す、
中長期的な目標ですからね!
以上、Nobieでした!
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます↓↓