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今回は、まん防の三鷹駅周辺(東京都)の対象地域はどこまでなのか、さらにその適用範囲に疑問の声も出ているようなのであわせて調べました。
新型感染症対策として新しく設けられたまん防こと「まん延防止等重点措置」。
東京都にも適用されることがこのたび決まりました。
まずは、東京都全体の適用期間と範囲について見ていきましょう。
東京都への適用期間は?
2021年4月5日に大阪府、兵庫県、宮城県に適用されたまん防。
今回、東京都にも適用されることになりました。(同じタイミングで京都府、沖縄県も適用対象に)
感染力が強いとされる変異株が広がっている影響もあり、
感染者増加が止まりません。
ここで手を打たなければ、第3波よりも厳しい状況になることが想定されるため、
東京へのまん防の適用が決まったというわけです。
(まん防がどのような施策か、についてはこちらの記事をご覧ください→「まん防の施策とは何?新型コロナの緊急事態宣言との違いも調べた」)
適用期間は、
4月12日(月)~5月11日(火)の30日間です。
(京都と沖縄は4月12日~5月5日の24日間)
適用地域では特に、
2021年のゴールデンウイークは(も?)自粛生活となりそうですね。
2021年3月21日までの緊急事態宣言解除後は、
飲食店への時短要請が21時までとなっていましたが、
まん防適用により再び20時までと逆戻りとなります。
まん防は緊急事態宣言に至らないようにする予防的な施策であり、
細かい内容は異なりますが、
自粛が求められるという観点では同じです。
初めての緊急事態宣言が発令されて1年。
同じことが繰り返される状況に、人々は疲弊し始めています。
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都内対象地域と三鷹駅周辺の適用範囲に疑問の声
さて、東京都のまん防適用区域は以下の通りです。
対象地域:23区と武蔵野、立川、八王子、町田、調布、府中の6市
人口や人の密集度を考えると、
東京都に適用するに際して23区全域は外せないでしょう。
その他の6市は一見場所もバラバラで統一感が無いように思えますが、
いずれも共通しているのは、
「人の密集する可能性が大きいターミナル駅のある市」ということですね。
ターミナル駅があると、時短要請に関わる飲食店の数も多くなるというわけです。
6つの市では、
武蔵野市:吉祥寺駅
立川市:立川駅
八王子市:八王子駅
町田市:町田駅
調布市:調布駅
府中市:府中駅
がターミナル駅に該当するといえるでしょう。
東京都下の大きな駅かつ飲食店が比較的多いエリアとしては、
国分寺駅のある国分寺市が適用外というのが少し意外なくらいでしょう。
一方、駅の北側と南側で市が異なるため、話題になっているのが三鷹駅(三鷹市)です。
三鷹駅は三鷹市のほぼ最北端に位置するため、
駅の北側の大部分は武蔵野市になります。
ということで、駅の北側はまん防の適用範囲で飲食店は「20時まで」、
南側は対象ではなく、飲食店の営業も「21時まで」となるわけです。
駅の北と南で感染状況にさほど違いは見られないでしょうが、
まん防は市区町村ごとに適用されるためこのようなことが起こります。
今回のケースでは「営業時間が1時間長いのだから」ということで、
人が駅の南側に集中することも考えられます。
ツイッターでも以下のような反応がありました。
本当にそうだと思います。
例の三鷹駅は、まん防未適用の三鷹市側の方が飲食店が多いそうですし。
非科学的で何の意味も効果もないことは、コロナ対策に敏感な人でなくてもさすがに分かりますよね…。— 猫の手づくり首輪こげねこ@各ネットショップ絶賛稼働中🐱 (@hal_eri) April 10, 2021
まん防の要件は?
例えば三鷹駅・吉祥寺駅で隣り合う三鷹市・武蔵野市でいえば、武蔵野市のみ対象で三鷹市が射程外の意味がよくわかりません。射程外の店で飲食しようってなり集中した市でコロナが流行るのでは。https://t.co/LIVWOiRWfM
— PPNR@地方公務員(法務担当) (@mabfn5761121) April 10, 2021
また、まん防の適用範囲内外で飲食店の協力金も差が出る(範囲内のほうが金額が多い)ため、
少しの場所の差で「不公平」という批判が出ることも予想されます。
今回のようなケースはどの場所で線引きをしても批判が出そうなので、
判断が難しいのはわかりますが……
「適用されていなかったから◯◯のエリアでは感染爆発が起きた」ということがあれば、
本末転倒ですね。
それは絶対に避けなければなりません。
政府や行政による感染状況の注視が求められます。
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“まん防地獄”は勘弁
今回はおもに東京都へのまん防適用、特に三鷹駅周辺の範囲について見てきました。
緊急事態宣言と同じく、まん防も期間延長は可能なため、
ずるずると延びてしまうことも考えられます。
しかし、そんな「まん防地獄」を望む人はいません。
だらだらと中途半端な自粛要請が、
感染症対策としても経済対策としても良い影響がないのは、
過去1年を振り返ればわかります。
まん防や緊急事態宣言は保険的に使うのではなく、
明確な意志を持って発令されなければ国民は戸惑うだけです。
また、秋までに衆議院選が行われるということもあり、
このタイミングでの首都東京へのまん防適用は、
政府にとって大変重要な意味合いを持っているでしょう。
中途半端な施策で感染増大を招くミスはもう許されない状況といえますね。
以上、Nobieでした!
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